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ハンドクリームで手荒れをケア。おすすめの選び方を解説

作成日: 2020/11/24 更新日: 2020/11/24

目次

▼手荒れはなぜ起こる?手荒れを防ぐには

▼ハンドクリームの成分と乾燥タイプ別の選び方

▼高保湿ハンドクリームの比較ポイントは?

▼ハンドクリームの効果をアップ!塗り方のコツ

▼手荒れを改善するポイントは?

手荒れはなぜ起こる?手荒れを防ぐには

手荒れは、乾燥や摩擦、シャンプーや洗剤、消毒用アルコールなどによる外的刺激やアレルギーを引き起こす物質により、肌のバリア機能が低下することで起こります。

原因の多くは冬の乾燥ですが、とくに気をつけたいのが水仕事や手洗い後。油分と一緒に皮脂が洗い流されてしまったり、水そのものが角質細胞に浸透したりすることで、肌荒れが起こりやすくなるからです。

手はほかの部位に比べて汗をかきやすく、皮脂が分泌されにくい分、一度肌荒れを生じるとなかなか回復せず、その後も繰り返し発症しやすくなります。大切なのは、予防とケア。手荒れを防ぐには、ハンドクリームが有効です。保湿効果の高い製品なら、手に保護膜を作るだけでなく角質のすみずみまで浸透し、肌に潤いを与えてくれます。

ハンドクリームの成分と乾燥タイプ別の選び方

ハンドクリームにはグリセリンや尿素、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、ワセリン、シアバター、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCなどさまざまな成分が配合されています。そのうち保湿効果を担うのは、おもにグリセリンや尿素、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、シアバター。どの成分に着目するかは肌タイプにより異なります。

肌にハリを与えるにはヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドを、肌の保護にはコーティング能力にすぐれたワセリンを、硬くなった角質層を柔らかくするには尿素やグリセリン配合のものを選ぶとよいでしょう。

なかでも乾燥肌や超乾燥肌でお悩みの人におすすめしたいのが、グリセリンです。ほかの成分と比べて分子が小さいため、角層の奥深くへ浸透し、肌の内側(角層)までしっかりと保湿。バリア機能が高まり、うるおいが持続します。

高保湿ハンドクリームの比較ポイントは?

高保湿ハンドクリームを選ぶにあたり、もっとも重視すべきは浸透力や保湿力ですが、次に気になるのが香りでしょう。香り付きのものから、微香タイプ、無香料タイプと、さまざまあるなかからお気に入りを選びましょう。もう一つ、必ずチェックしておきたいのが使用感。水への強さやべたつき具合、伸びの良さなどを徹底比較し、用途に合った商品を選んでください。

ハンドクリームの効果をアップ!塗り方のコツ

手の甲にハンドクリームを適量のせ、両手にまんべんなく浸透させるだけでも保湿対策としては十分ですが、塗り方にもう一工夫プラスすることで、手荒れ予防効果を高めることができます。ポイントは、マッサージをする感覚で手肌にクリームをくまなくなじませること。余裕があれば、指の間を刺激するなど、ツボに指圧を加えていきましょう。ダメージを受けやすい指先や爪のまわりはとくに念入りに。マッサージ効果により手全体の血行を促進することで、手荒れの予防・改善につながります。

手荒れを改善するポイントは?

手荒れの原因は人によって異なりますが、まずはアレルギー源や刺激物質との接触を避けることが先決。洗剤や薬剤の使用時はゴム手袋を使う、低刺激性のものを選ぶなど、対策を練る必要があります。また、日常生活の中にも手荒れの原因はたくさん潜んでいます。お札を数えたりパソコンを操作したりと指先を酷使した日や、水やアルコールなどを使用した後は、手の皮脂が失われがち。ハンドクリームでこまめにうるおいをチャージするよう心がけましょう。また、寝る前のケアもお忘れなく。

ライター:藤田智美